幕張メッセで開催中のInterBEE2014で最新の映像機材と照明機材に触れる

年に一度、毎年この時期に幕張メッセで開催される国際放送機器展、InterBEEに行ってきました。
前回は職場の人の車に乗せてもらいましたが、今回は一人で電車です。電車を乗り継ぎ、はるばる遠い幕張へ。まるで小旅行です。

入場するには入場証が必要なのですが、サイトからダウンロードして印刷することができます。今回は印刷し忘れたため手続きに時間がかかりました。

11時ですでに会場は賑わっています。まずは、映像・放送関連機器類のエリアへ。

映像・放送関連機器

NHKブースには早くも8Kの文字が。進歩早いね。確かにきれいです。
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WEBデザイナーとしては気になる。HTML5も勧告されて、コンテンツの制作が簡単になってきました。
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エコな発電機。ガソリンを使わないため、静かで排気ガスも出ません。以前、仮説電源のないくらげ会館ホールで電源が足りずに発電機を持ち込んでもらったことがありますが、やはり騒音問題が課題でした。これならうるさくないのでいいかも。
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LEDパネルとフロアパネル。これ舞台で使ってみたい。画像では歪んで見えますが、肉眼ではきれいに写っています。
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撮影用のドロワー。このおかげで、臨場感あふれる映像を楽しむことができます。
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テレビや映画の撮影ではよく使われる、HMIスポットライト。以前いた劇場では2kWのものを使ったことがありますが、これより一回り大きなサイズでした。

こちらは8kWタイプ。レンズがなく、反射鏡がフレネルレンズの役割を果たしていて、その分コンパクトになりました。
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カメラよりも照明が気になるので、照明ばかり見ていました。
ハレーションを抑えるためなのか、バンドアにはすべてブラックラップが付けられていました。そして、実際に明るくしたいものを当てるのではなく、壁や天井に当ててハレーションで明るくしています。
きっとそのほうがムラのない明かりが出せるのだと思います。舞台でも、ムラのない明かりを出したいときに応用できそうです。
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トレーシングペーパーで拡散させているのは、専門学校で学んでいた時と変わらず。
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おお、すんごくよく見たことのある文字が。
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RAMSAは、Panasonicの業務用音響機器ブランドです。かつて多くのホールや劇場で導入されていましたが、撤退して今は取り扱いがありません。名前も消滅したと思っていたら、こんなところにいました。対象を変更しただけらしい。

ライティング、オーディオエリア

続いて、今度はライティング、オーディオエリアに向かいます。

ゴング・インターナショナルに置いてあった、きれいなLEDチューブ。これも舞台で使ったらおもしろいかも。
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東芝ブースにて。LEDは、点光源が気になる点の1つですが、こういった拡散光源の機材も出てきました。右側のスポットライトの明かりしか見えていませんが、左側も照射しています。右がスポットライト、左がフラッドライトです。
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調光卓。サブ卓は、こんなコンパクトな卓がいいです。F153の遠方卓は大きいし重いし修正できないし。
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フェーダーも何もかも物質的な部品が排除された調光卓。いやさすがに、これで操作は怖い。けっこう手の感覚は重視するので。
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こちら、2台ともLED機材です。左側は、LED素子に黄色フィルターを掛けて電球色を出しています。その分、色温度は下がるようですが、やっぱり見た目重視です。
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こんなLEDパネルを見つけました。これ舞台装置で使えるな。
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続いて、音響エリア。えっと、ミキサー卓とかいろんな音響機材があったな。音響エリアを回ったところで、やっと全部見終えることができました。

今回は、WEB業界に転身したこともあってWEBとブロードキャストの関係も見てみたいと思っていました。特に今年は、HTML5が勧告された年でもあります。しかし、思ったよりHTML5との関係というものが見えて来ませんでした。

でも、ここ数年で確実に放送・映像と舞台とWEBの関係はより境界線が曖昧になってきたような気がします。来年になり、もう少しWEB業界に慣れてきたらもう少しまた見方が変わってくるのかもしれません。
ということで、今回のレポートを締めたいと思います。

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