以前、サバイバルゲームの銃に使用するドットサイトという光学照準器でクセノンピンスポット用の照準器を作成しました。
ピンスポットの灯体に装着するためのマグネットを改良したところ、強力に接着して快適になったのでご紹介します。
購入するもの
ドットサイト
ドットサイトはAmazonと楽天市場で購入できます。20mm幅レール対応のオープンドットサイトであれば類似品で構いません。
ピカティニー・レール
ダットサイトをモデルガンに装着するためのレールです。前回の仕様では2本使いましたが、今回は1本だけ使います。
画像と同じものが手に入らなかったため同等品を使用しています。2枚セットなので1枚余ります。余ったレールは他の方にお譲りください。
ネオジムマグネット
こちらが今回のキモ。カインズホームで販売している『ネオジム磁石』を使用します。サイズは丸型24φ×4ミリ厚です。
ネオジム磁石は、レアアース金属の一種であるネオジムと鉄、ホウ素(ボロン)が主成分の金属磁石で世界最強と言われている磁石です。
黒い色をしているフェライト磁石と比べるとその強さは約10倍以上もあります。それだけの強さを持つ磁石のため、取り扱いには十分注意してください。
わずか直径数センチの大きさのものでも協力に吸着するため、容易には引き剥がせません。万が一吸着して剥がれない場合は、横にずらすようにして剥がします。
その他の部品
- さら小ネジ M5×30mm ×2本
- M5 ナット ×6個
- M5 ワッシャー×4個
- M5 スプリングワッシャー×6本
- ボタン電池 CR2032
では作ってみるよ
1.まず、ネオジム磁石の皿になっている部分を下にしてネジを通し、ワッシャー、スプリングワッシャー、ナットの順に通してラジオペンチなどでしっかりと締めます。これを2つ作ります。
ネオジム磁石は工具も強力に吸着するため、締めたいのになかなか締められずイラッとしますが、穏やかな心を保ちながら締めてください。
2.その上から先端より3センチほど下の方に今度はナット、スプリングワッシャー、ワッシャーの順に通します。これも2つ作ります。
3.上からピカティニー・レールを通します。凸凹部分が上です。
4.ピカティニー・レールの穴にスプリングワッシャーを通します。
5.その上にナットを通します。
6.ラジオペンチでしっかりと固定します。
ネジの先端がピカティー・レールの上に飛び出ないように調整してください。でないと、ピカティニー・レールをドットサイト本体に装着できなくなってしまいます。
7.ドットサイトに装着して完成。
以前のものは、超強力両面テープでネオジム磁石を固定していましたが、ドットサイトの重さで両面テープが剥がれるのが不安でした。このバージョンではしっかりとネジで固定しているため、剥がれる心配はありません。
穴空きタイプは安価なフェライト磁石にもありますが、強力なネオジム磁石のほうが安心感があるため多少値が張っても使用しています。
取扱い上の注意点
さら小ねじの長さは、自身で調整してください。劇場やホールの条件によっては、30mmでは合わないこともあります。予算に余裕があれば長さの種類を変えて揃えておくのもおすすめです。
また、ドットサイトの電池は、磁石と離して保管してください。一度、予備電池をダットサイトと一緒に保管していたら磁力のせいか使えなくなってしまいました。
それと、ドットサイトで使用している電池はこまめに外しておくことをオススメします。
他の人はどんなのを使っているの?
Twitterでドットサイトを使っている照明さんから画像をいただきましたので、ご紹介します。
僕もこれです。 pic.twitter.com/2rO1nNMib3
— 変えました (@3103123) 2017年6月30日
私はこんな感じですね pic.twitter.com/qCCN1SbPE4
— 米野直樹 (@nyoneno) 2017年9月1日
ほぼほぼ同じです pic.twitter.com/tlRisDShTu
— えさ (@hiro_esaki) 2017年9月1日
それぞれみなさん、工夫されて使用されていますね。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
締めくくり
くらげ模様では、ドットサイトの制作事例を募集しています。ブログで紹介してもいいよという方は、詳細と画像をコンタクトフォームよりお送りいただけるとうれしいです。
TwitterのコメントやDMでも受け付けています。