第3回・舞台スタッフを目指す学生と若手のためのお話し会(後編)

前回の続きです。

前回のお話:第3回・舞台スタッフを目指す学生と若手のためのお話し会(後編)

フリーになった経緯が知りたい

くらげ フリーの方々はどういう経緯でフリーになりましたか?また、フリーランスと企業への所属のどちらが一般的か、それぞれのメリット、デメリットを教えて下さい。

松本 そもそもフリーで始めて、まったく社員にならずに続けてきたのは、自分がやりたいことをやる時間を確保するための都合と、流れですかね。 大道具さんの兵隊でいえば、フリーが人数としてはそこそこ多いと思います。関西だと会社にしてない、個人親方が手配業してるケースがかなりある。メリットは自由。稼ぐも自由、無欲に働かないのも自由。好きな仕事だけ請けるのも、趣味優先するのも自由。デメリットは、保障がない

yone 実の所社員経験は無しです。会社でのバイトくん扱いや、専属契約社員的なのはありますが、フリーランスの集まり的なチームに所属させてもらって、そこでの叩き上げと言った感じです。企業所属からのフリーってのが標準的ですよね。メリットはこの歳になって言えることですが、仕事が選べて、自由に休める事。デメリットは、このご時世収入を安定させるのが大変な事ですかね。

中佐 卒業してからずっとフリーランス8年目です。 まず、卒業できるかわからなかったため就活せずそのままフリーランスになりました。 何度か知り合いの会社などに入れるタイミングはありましたが、インスタレーションをやっていきたかったのもあり、フリーランスのままでいることを勧められました。 一般的って言ったらまだまだ会社に入ることだと思います。 フリーランスのメリットは、自分で何かやりたいことがある場合、並行してできる。いろんな現場に行くことができるので、表現の幅が広がる。デメリットは、ツテを作るところからなので、会社に入れば簡単に済むことも時間がかかる。教えてくれる人はいないから、自分から飛び込んでいく。私は学校が演劇学科なため、フリーランスの先輩がいたのでそこにくっついていろいろ教わりました。会社に入ってもすぐにやめてしまいそうなので、今ではこれからもずっとフリーランスのままだろうなと思ってます。
収入が安定してなさすぎてこの前現金70円しか持ってなくてマジで惨めで泣いてました。

あいき 妊娠をきっかけに退社しました。いまだに会社員をやりたいですが、現状難しいです。自分の仕事もあるので、フリーで続ける予定です。仲の良いフリーランスの方々の現場にも行きますし、お世話になってる会社にも行きますし、家のことと両立するには、今自分でスケジュール調整できる環境はいいかもしれません。参考にはならないかもしれませんが、現状そのような感じです。

くらげ 私は2社目の社風が合わず、ちょうどそのときWebデザインの勉強をしていたので、Webデザイナー兼フリーの照明家って感じで後先考えずフリーになりました。フリーランスだと仕事を詰め込んでいないと常に不安になる。持っている技術を高めて挑戦していかないと使われない。あと、コネは大事。

yone ま、こうして今フリーとしてやっていけてるのは奇跡に近いものがあります。

松本 劇場(小劇場)管理としては、社員ではないけど専属で安定収入あった時期もあります。フリーハンド振るえてやりたいことは出来たけど、安くはありました。ま、これはけっこう特殊例だと思います。(今、フリーだと)基本、空いてたら断らないですね。嫌いな仕事だとすぐに返事送らず様子見たり、たまに飲み会や自分のこと優先しますが。

akariya_com 私はコテコテの会社員ですが・・・・、 基礎を含めて叩き込んでくれる師匠的な方の下で修業できるなら、会社に属してようがどうだろうが、関係ないと思います。 修業って概念が欠落している人材で、大成した事例を知りません。

くらげ 新卒フリーになるなら、師匠でなくても教えてくれる人がいるというのは大事だと思います。求められる人材は技術力はもちろんだけど、それ以上に社会の常識やマナー、お作法などが見られているので、そういった社会経験や他セクションやホールや劇場との付き合い方などは人に学ぶのが一番ですね。

中佐 私も師匠いないので、イメージですが師弟関係だと全くお金もらえない気がします。機材好きに使っていいから、全部タダでやってねって話も聞いたことありますね。そういうこと考えるとまだ少額でも給料くれる会社入ったほうがいい気もします。

yone そういう人沢山知ってます。結局使い潰されて行く。

akariya_com 師弟関係でお金がもらえないなんて・・・まじですか? 弟子にはお金出しますよ。必要だもん。

yone 最低賃金すら貰えてない社員ってのも沢山知ってます。

あいき  私、社員時代交通費自腹…。

松本 フリーだと、今回のコロナ禍みたいのとき、奥さんが別の稼ぎあるとか、別の仕事で食いつなぐマインドやスキルや縁を持ってるとか、なんらか凌ぐもの必要ですね。

中佐 痛感しましたぁああ

フリーでドームライブを担当するには?

くらげ サカナクションの平山さんに関する質問が多く来ていたのですが、そこから一つ抜粋して質問します。平山さんのようなフリーでドームライブ(デザイン&オペレーター)を担当するにはどのような手段がありますか?やっぱりドームライブを担当している会社に入って経験と人脈を繋げ独立するのが一つの手段ですか?

akariya_com 平山さん、フリーじゃないけど・・・。爆

yone フリーで大会場のオペやるには、会社上がりで仕事持って出るか、バンドの初期から付き合っていて、共に大きくなっていくかしかないのでは。

中佐 私は小劇場中心フリーランスですが、アリーナドームとかはもうなんていうか業種違うんじゃないかなレベルですね。

あいき ドームレベルでやれる人の数と機材は、やはり大手じゃないと厳しいかなと思います。

yone フリーのプランナーで、施工システムは大手に丸投げってのが普通なパターンですよね。

中佐 yoneさんがおっしゃってるみたいに、初期のころから小さいライブハウスでやってて、大きいところやるときにデザインだけやって他は会社に委託するとかならまだできそうですが、それはそれでアリーナドームでのデザインの仕方学ばないとできないですね。

yone アリーナも、場合によっては小劇場アホ仕込みより楽勝って現場もあったりしますよ。体力的にも、安全衛生面でも。

中佐 小劇場でのアホ仕込みはアホみたいに疲れます…。そんな隙間を縫って煽るの…??バトン落ちるぞって現場にたまに出逢います。

現在のギャラや給料の傾向に対して感じること

くらげ これで最後の質問です。給料面での不安を感じている方が多いのですが、ギャラや給料に関することについて何かあればお願いします。

yone 行く会社でピンキリ。年取っても中堅サラリーマンよりは低い傾向かな。フリーも関わり方によって単価はマチマチ。ツアーに出たら単価高いですが、労働量も半端ないですし、年取ってもその働きができる人ってのも限られるでしょう。フリーで年取ったら小屋に収まるという人が多いですが、社員になったとして給料に期待は出来ないのかなと。大手さんならまだ良いのか?私の大先輩が小屋に収まり、ギャラ聞いてビックリしました。フリーでバリバリやっていた時代の半額くらいなのでは?

中佐 やっぱ小劇場団体相手だとかなり値切られます、わたし。ギャラ高いかなぁと思いますが、単純に関わってる団体によるんだと思います。安くやってもらえるって思われないように頑張ってます。交渉していくしかない。

松本 社員の給料も、フリーのギャラも「会社による」かなー。大手企業よりは全体に渋いけど、他業種(内装系の大工さん)聞いても意外と割と渋かった。

くらげ 1社目は15年近くいたけど給料は5千円しか上がらず、残業代、深夜早朝手当なしで徹夜もしたけど本当にきつかった。どれだけ働いても手取り18万…。2社目の老舗大手でやっと23万。今の大手で28万。30時間の見込み残業代込み。深夜早朝、宿泊手当付き。

あいき 給料は、大手に勤めてた時は残業代も交通費も出て、かなり良かったです。小企業はそれが全くなく、かなり辛かったです。フリーになってから、ギャラが安い企業とも付き合いましたが、なぜかそういうところの方がフリーの扱い、社員の扱いが酷かったので、嫌になって縁を切りました。それと同時に良いご縁があり、他の会社さんとの付き合いが始まり、そこはギャラもいいけど、社風もすごく良くて、これからも良い付き合いを続けたいと思ってます。今思えば、ギャラが低く、酷い扱いを受けて、搾取されてただけだったんだと気づきました。

akariya_com 人件費って、たとえば業者間だと¥23,000~25,000辺りなんですよ。兵隊価格は。これを下回る金額では、業者としては無理。で、お給料は。 会社的な観点で言うと、その人が売り上げた金額の6分の1くらいが適正年収。10000歩譲って、3分の1。1000万の年収が欲しかったら、6000万売り上げろ。です。

MK3 大分県内では事業者協同組合みたいなので取り決めがあったと思います。そのくらいの額だったかと思いますが定かではありません。

yone 小劇場は機材費がほぼタダみたいな金銭感覚で仕事かっさらっていく人が多いですよね。昔はスモークマシン1つ持ち込むのも機材費貰えていたのですが、ディスカウントしている人々は、将来の自分の首締めていることに気がついてないんでしょうね。10年ほど前からその傾向が強くなって、消耗合戦に参加する気がないので手を引いたってところもあります。30いくつの時に、同年代の小劇場プランナー現場のバラシに行ったら、予算無いと言われてはいましたが、振込が5,000円だったのには絶句。小劇場で後年良い思い出ないですね。

中佐 持ち機材はタダで出すよみたいな人がたくさんいますね。あの人はたくさん出してくれたのに、あなたは機材費取るんですねって言われます(もっと遠回しな言い方ですが)。

yone 今もそんななんですね。

中佐 変わらないですね。むしろ悪化してるかもしれないです…。

あいき 結局、誰かが安く設定してるせいで、全体に影響が出ているんですね。

松本 照明さんの場合、機材はわれわれ道具の材料費なんちゃうかな?と想像。球だって消耗するしねー。

中佐 維持費もかかりますからね、倉庫代とかもその中に入りますよね。

yone LEDになって、消耗費がほぼ無くなって以降極端に悪化している感じです。

MK3 個人的には元はオペレータにも興味あったのですが、親に給料の話で反対されていました。世間にも徐々にバレてきているのではないかと思います。

中佐 事前準備ができるようになったことにより、小屋以外での作業が増えるのにそこに対して手当てがなく、さらに小屋での作業の時間もどんどん減っていっている気がします。

あいき それもギャラと一緒で、他の人はこのタイスケ(注:タイムスケジュール)で出来たと言われるパターンですよね。

yone プロダクションの売り上げ至上主義がコロナで顕著な感じで、各所が以前に増して割を食らっている印象ですね。

若手や学生さんからの質問はある?

yone あ、若手や学生の皆さんから質問とかあったりするのかな?

くらげ 言い足りないことがあれば、質問も含めてここでどばっと吐き出してください。

natsuki 私が不安に思っていることは大体取り上げて頂いてるので、ひとまずは大丈夫かな…と思っております。また仕事を始めて、機会がありましたらぜひお話したいです!今1番不安だったのは人間関係と竿やPINなどの自分の技術なので……色々お話が聞けて参加して良かったです!ありがとうございました。

MK3 大丈夫です! 完全に畑違いもいいとこな変な人が入り込んでしまってすいませんでした。ありがとうございました!お疲れ様でした。

あくび ありがとうございます 様々なご意見が聴けて勉強になりました! お疲れ様でした!

ヤマダ 業界のホンネを聞くことができ、とても勉強になりました。 このような機会を作ってくださったそらいろくらげさん、質問に答えてくださったみなさんありがとうございました!

くらげ これでお開きとさせていただきます。本日はご参加いただきありがとうございました。それでは解散!

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お話し会の中では取り上げきれなかった質問内容について、後日回答いただきました。

照明の面白みってなんだろう

くらげ 今回、事前アンケートでの質問でお答えきれていない質問があったのですが、「照明の面白みを教えて下さい。」という質問へのご回答をお願いします。

akariya_com 簡単なようで難しい質問ですね・・・。
面白味をどこに感じるのかは、その人ごとにそれぞれ。な気がします。人間って「空想・想像」を楽しむ動物なのでは。と思います。わたし個人的には、「こんなに刺激的な仕事は他にない」と思ってやってます。

yone 全く違いますよね。映像照明の様に、照度計片手にひたすらフラットを追求することに面白みを感じる人もいるでしょうし。歌物で、バンドと息のあったタイミングでQを決める事に生きがい感じているひともいるでしょうし。人それぞれかなと。
プランが楽しい、オペが楽しいでこの業界入ってきても、大半の会社では新人はそのポジションにつけないでしょう。地道な段取りだったり、下仕事にも面白みを見出せる様でないと辛いだけなのかなと思います。

舞台照明というマイナーなことを学ぶことに対する意味ってある?

くらげ 内容を抜粋していますが、「すごく高い学費を払ってもらって、舞台照明というマイナーなことを学ぶことに対する意味ってあるのかなって思います。経済や法律を学んだほうがよっぽど将来のためになるだろうし……。絵を学ぶにしたって、物をリアルに描けることには価値があるだろうけど、照明の機材を操作できるようになったところで、何の役に立つんだろうって思うことがあります。」という質問に対して、なにかご意見をお願いいたします。

akariya_com 義務教育を修了して以降というのは、個人の自由でもあるので・・・意味があるかないかは、その人自身にしか分からないのでは?うまい言い方出来ませんが、経済や法律を学んだとして、その道のプロフェッショナルになる方ってのがどれだけいるのか。つまりは、そういうことなんじゃないでしょうか・・・・。

natsuki 仮に舞台照明学んで結局照明の職に就かなくても、それで学んだ過程が全て無駄かって言ったらそんな事は無いと思いますし、もし将来が不安なら何かプラスで舞台照明とは関係ない資格の勉強とかを自らしてみれば良いと思います……。

あと高い学費を払ってもらってる自覚があるならその学費に見合う学びを自ら進んでして吸収してやろうってくらいの気持ちで取り組むのが払ってもらう側の義務なんじゃないかなと…(そんな私も真面目に受けてたかって言われたら微妙ですけど……授業中寝ちゃったりしましたし…)。
入学したてということで、せっかく学校に入れて自分がこれから目指す分野を学んでいくのに、意味がないって決めつけたら結局それまでかなって思います。

松本 自分は照明さんではないし、大学では社会学部だったのに写真の道に進んで、今、舞台美術と大道具をやってるという観点からですが。その時点で興味があって学ぶのなら、あとからどう役に立つのかは、割とメジャーで現実的っぽい法律や経済やその他であろうと、自分の学んだ「あんまり実務的っぽくなくてメジャーでもない」社会学でも、結局は自分しだいなんであんまり考える必要ないと思います。

回り道に思えたことが役に立つことがあったり、積極的に役に立てていくかどうかは自分しだい。まったく関係ないように見えますが、今の自分が舞台美術プランを立てるにあたって社会学的視点は役に立っていますし、写真の技術の素養はものすごく基礎になっています。たとえば、骨董屋のバイトをした経験だって活きていたり。

akariya_com 案外今の仕事をするとは思ってなかった・・・という方が多いのかもしれません。私もそうですし。私の場合は「TVカメラマン」になることを夢見て「蒲田の某専門学校」に進学したのですが・・・。2年生に進級時、今の会社に内定を頂きまして。そのまま入社(照明として採用された)~今に至ります。担任の先生には「学校やめてすぐに入社しろ」と言われ、進言通り中退し入社です。在学時に学校でよく言われていたことは「学校でやったことは一旦忘れてしまえ。会社でゼロから学び直せ」でした。たしかにその通りだなと。振り返ってみて思います。
学校でやったことが役に立つ・・・というか思い出すのは、ぼくの経験的には10年後くらいから。そういえば、こんなこと学校で習ったよなぁ。的な感じ。スタートラインなんて、そんなもんです。今どき中退なんて流行らないですから。ちゃんと卒業してからでも遅くないですし、無駄にもならんですよ。学校だってそんな教え方してないと思いますし。爆

「一から学び直す」ではなく。「ゼロから」

ココがミソ。なのです。

くらげ 私も専門学校の高い学費払ってもらったにも関わらず、新卒で就職せずにニートの後、地元の印刷所でパートだったし、照明会社入る前にも点々としているし、照明会社に入った後も一度離れて別業種にも就いています。何度も回り道しているけど、それでも戻ってきたのはやっぱり照明が好きだからなのかな。
akariyaさんと同じく、学校で習ったことが役に立っているなと思ったのはここ数年ですね。どちらかと言うと、高校演劇で照明を知った気になって斜に構えていました。最近になって、もっと照明とは関係のない科目も履修しておきたかったなと思うし、なんなら大学で4年間じっくりといろんな科目を履修してみたかったなと思いました。

ななし 私は普通の大学出て今とは全然違う業種の仕事に就きました。大学では中国の歴史を学んでいて、照明とは全く関係なし。就いた仕事もマーケティングの仕事。辞めて地元に、戻ってきて照明会社に入りました。そこの面接を受けた時に言われたのが、「なんにも知らない素人の方が教えやすいよ」との言葉をもらいました。変なクセとかついてないからでしょうかね。あかりやさんの言うようにゼロから、が大事なのでしょう。専門を出てないのでなんとも言えませんが...人生回り道だらけです。

yone これもまた、ジャンルによって全く違うかなと。建築や展示照明では、理論や機材を学ぶ事は非常に大切ですので、学校に行く事に非常に意義があるかなと思います。私の知り合いで、アート業界から照明に転向してきた方がいまして、基本ありきの前に、こう見せたいが先行する方で、基礎技術的な面は私がフォローという形で動く企画があります。基礎に縛られない分、舞台人には斬新な図面が上がってくるので、こういうアプローチもありなのかなと思うところもあります。ま、このやり方で生計立てられるかというとごく一部の方に限られてしまうのでしょうが・・・。

舞台照明がマイナーとおっしゃいますが、そこまでマイナーでしょうか?劇場は各所に沢山ありますし。芝居を上演する専門劇場、小劇場、コンサートホール、多目的ホール、ライブハウス、アリーナ、ドーム・・・。舞台?照明かと言われるとちと違いますが。テレビ局、博物館、美術館、ショーウインドーなども照明さんが必須な場所となります。
私にとって照明というものは、社会にとって欠かせないものであるという認識なんですけどね。照明で唯一無二のアーティストとして活躍するのは難しいことかと思いますが、照明はそれだけではないよと言わせていただきたい。

照明の演出について知りたい

くらげ 「照明の演出について聞いてみたいです。どのように作り、何色を入れるのか」というざっくりとした内容ですが、皆さんの明かりの作り方を教えて下さい。

akariya_com 前述の通り、観る側も想像して楽しんでいると思っているので、想像力を掻き立てられるように、尚且つ、それ(想像)を邪魔しすぎないように。をベースにしてるつもりです。笑

yone ジャンルによって細部が全く違ってきますが、私にとっての大原則は、人なら肌色を綺麗に意図した色で見せる事。衣装も綺麗に発色させる事。何を浮き立たせたいのか、何を見せないのか、どこに視線を向けるのか、どこまで具象に振り、どこまで抽象で想像させるのか、ジャンルによっては、如何に影を消すのか、出すのか、カメラを通してのみの視聴なのか、カメラと観客が同時に存在するのか。書いていくとキリがないですが、この辺をきちんと踏まえていくと、吊り位置、色、ゲージなどは決まってくるかなと思います。(私はコンサートのプランはほぼしないので、そっち方面のアプローチはまた違ってくるかと思いますが)

締めくくり

今回はいろいろな方の意見が聞けて、よりリアルな声が聞けたと思います。チャットにしたことで、遅れてきた方でも会話を追っていける、学生や若手の方に気兼ねなく書き込んでもらえる、外などのガヤガヤした所でも参加してもらえる、リアルタイムでのお話し会が終わった後でも話せるなど、メリットがいっぱいでした。次回の開催は未定ですが、またチャット形式で開催をしようと思っています。

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