調光卓の起動とパッチの方法

F153の起動からパッチまでの一連の操作方法です。

1.起動

調光卓右上にあるキーをひねると、卓が起動します。DMXパッチ盤がある場合は、先にそちらを起動します。

起動画面。起動には、1分ほどの時間がかかります。

起動完了。デフォルトではSTAGE画面になりますが、マクロ0を設定することにより、起動画面をパッチ画面などに変えることができます。

2.実行場面の選択

A-D1:1ボタンを押しながら、使用する場面を選択します。モニターの画面上部がオレンジ表示で、選択した場面が有効になります。ブラインドパッチは、A-D1:1を押さないで選択します。

3.パッチ入力

DIM-CHモード

負荷を選択して、CHを入力するモードです。通常はこのモードでパッチをします。

調仕込み

マウスおよびカーソルで、指定DIMのCH欄を選択、CH番号をテンキーで入力します。

マウス操作

左クリック:個々のDIMを選択。最初の指定位置から最後の指定位置までドラッグすると、複数選択ができます。

右クリック:追加指定。最初の追加し定位置から最後の追加指定位置までドラッグすると、複数の追加指定ができます。

テンキー操作

矢印で黄色い選択表示を移動させて、CHを押してチャンネル番号を入力します。PAGEは、PAGE+で戻ります。負荷を払うときは、払いたい負荷のCHにカーソルを合わせて、 CANCELを押すと、チェック点灯した状態でカーソルが戻り、F8で進んでいきます。

直調仕込み

点灯チェックしながら、パッチをしていく操作です。
ENTERでDIMを直点灯→CH入力→ENTER

直点灯し、ファンクションキーF8を押すと、次の回路番号が点灯します。↓キー、ENTERを押すより早くチェックできます。

直点灯のレベルは、システムセットアップで設定できます。直点灯したら、チャンネルを入力すれば消灯します。点灯、入力後にF8ENTERより早くチェックできます。

各個払い:DIM選択→ CANCEL

CH払い:F5

直仕込み

F1→DIM選択→ENTERLEVELで戻る。

払いは、選択してCANCEL

ノンディマー仕込み

ミラーボール、マシン類のモーターを備えた機材に使用します。

F2

プロポーショナル仕込み

ゲージの頭打ちレベルを決めるパッチです。球切れ防止のため、100%で出力したくない場合などに使用します。データ上はFULL表示です。
F4で元の入力画面に戻ります。

CH-DIMモード

chを選択し、負荷を入力します。入力する負荷はDMX番号のため、大量にパッチ入力するには適しませんが、パッチ後にどのCHにどのDIMが入っているか確認をするのに便利なモードです。また、入力したDIMはそのままに、CHだけを変更するのにも便利です。

転送(入力したDIMを5本後ろのCHにずらしたいときなど)
F1(CH TRANSFER)
交換(CH5~10と、CH10~15を交換したいときなど)
F4(CH SWAP)

3.PATCH TRANSFERを押す

マニュアルバックアップ用転送スイッチです。メモリーシステムのパッチ場面を転送します。パッチ後は、必ずこの操作を行ってください。

パッチの消去

メモリーデータ入力操作部で、SHEETを選択し、カーソルで消去するパッチ場面を選択。

ファンクションキーのF1(CLEAR)で消去完了です。

AUXパッチ

客電のパッチは、AUXパッチで行います。ファンクションキーF2でAUXパッチが有効になります。
AUXパッチはCUEとSUBの記憶対象外のため、空いているフェーダーに作業灯を入れておくと便利です。ただし、作業灯を割り当てたフェーダーは自動スイッチをOFFにしておかないと、客電を上げたときに一緒に点いてしまうので、注意してください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です