舞台スタッフの仕事がしたい人が進むための専門学校と大学【大阪・京都・兵庫】

舞台スタッフの仕事に就くには、舞台関係の会社に就職したり個人で請け負ったりすることがほとんどです。
高校を卒業してすぐに就職することも可能ですが、最近では舞台照明や美術、音響などの専門知識や技術を専門学校や大学で学んでから舞台業界では就職することのほうが多くなっています。
こういった専門学校や大学は全国に存在しており、現役で活躍している方が講師として指導しているためより実践に近い技術を学ぶことができます。
そこで、舞台技術を学ぶことのできる専門学校や大学から資料を取り寄せて授業内容や就職について調べてみたので、各地域ごとにご紹介していきます。
今回は、近畿地方です。

大阪スクールオブミュージック専門学校

1987年に開校し、業界人の育成を行い13,000名もの卒業生を輩出。「プロの現場」そのものを、学校のカリキュラムに取り入れる産学協同教育システムを導入しており、1300社以上の企業とタイアップし、プロの現場に学生がスタッフ及び出演者として参加。実際に音楽配信されたり、CDとして販売される音楽制作に携わります。また、プロミュージシャンのコンサート運営のサポートや、テーマパークをはじめとするさまざまなダンスショーに出演するなど学生自らが希望する現場に飛び込み、直接、プロの技術&ノウハウを間近で見て、体感することができます。
名誉学長は音楽評論家・作詞家の湯川れい子氏。副校長は元プリンセス・プリンセスのベーシスト、渡辺敦子氏などが名を連ねています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース 照明ライティングコース
舞台音響を学べるコース PAエンジニアコース
舞台監督を学べるコース 舞台制作&ステージデザイナーコース

コンサート企画制作コース スタッフ&ミュージシャンコース ライブツアーマネージャーコース
舞台制作・舞台美術 舞台制作&ステージデザイナーコース

コンサートプロジェクト

OSMでは業界が求める力を持った人材に育成するために、第一線の企業やプロフェッショナルとともに「企業プロジェクト」いう実践授業を行っています。

参加実績
SUMMER SONIC制作プロジェクト
お台場みんなの大陸「めざましライブ2017」プロジェクト
WANIMAリリースパーティーコンサート制作プロジェクト
SCANDAL ライブ制作プロジェクト
MURO FESTIVAL 2017制作プロジェクト
関西コレクション制作プロジェクト

他にもたくさんのアーティストのコンサートやイベントがあります。

オープンキャンパス・学園祭

学校の雰囲気や実際に行われている授業を体験するには、まずは体験入学や学園祭に参加するのが一番です。
学園祭は毎年6月に開催されています。体験入学は照明スタッフ体験、やPAエンジニア体験、コンサート企画体験、舞台製作&ステージデザイナー体験、コンサートの仕事まるごと全部体験などがあります。
詳しい内容や日程は学校のサイトでご確認ください。

設備

Live Space1

大型コンサートホールでも使用するフライングスピーカーや、大型プロジェクターとスクリーンなどの映像システム、ムービング照明など、プロが使用するライブハウスと同様の設備が整っています。

YES THEATER

なんばグランド花月の地下にある326名収容の劇場です。3DマッピングやLED照明設備、メディア配信などの環境が備わっており、ここでは演劇公演やライブイベントなどの授業を行っています。

くらげの目から見た印象

音楽業界に特化した学校なので、コンサート照明やコンサートPA、コンサートの舞台監督の仕事がしたいと言う方におすすめします。実際の現場でプロと一緒に仕事ができるコンサートプロジェクトはとても魅力的です。学生のうちから体験できるというのは、進路を決める上で貴重な経験になるのではないでしょうか。
授業を受けられる設備も整っていて、素晴らしいと思います。
ただ、講師紹介に掲載されている舞台照明家がテレビ照明の方だけで、コンサート照明を手がけている照明家がいないのが気になります。

学校の詳細

住所 〒550-0013 大阪市西区新町1-18-22
電話番号 0120-121-806
サイト

学校サイト

放送芸術学院専門学校

関西の放送業界が作った、業界へ就職・デビューするためのエンターテイメントの学校です。姉妹校は大阪と東京、札幌の全国で3箇所あります。
企業からの依頼を受けてプロの指導の元でプロの現場で直接プロから学ぶことのできる「産学連携システム」を導入しており、年間100本以上の依頼を受けているため自ら望めば在学中からプロ現場そのものを経験できるチャンスに溢れています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース ライブイベント制作コース 総合スタッフコース お笑いスタッフコース
舞台音響を学べるコース ライブイベント制作コース 総合スタッフコース お笑いスタッフコース
舞台監督を学べるコース ライブイベント制作コース 総合スタッフコース お笑いスタッフコース
舞台制作・舞台美術 テレビ舞台美術コース

産学連携プロジェクト

在学中からプロの現場で学び、即戦力が身につく独自システムです。企業や講師から寄せられる協力要請や企業課題を受け、プロの現場に出演者やスタッフとして参加。実際にプロのスタッフとともにプロの技術を間近で学ぶことで、実戦経験を重ねて即戦力を身につけることができます。

参加実績
藤江れいな ファンクラブイベント
小野賢章出演『雲水行脚2017』
『COMIN'KOBE17』、『FM802 MEET THE WORLDBEAT 2017』、『京都大作戦』、『HIGH!HIGH!HIGH!』、『RUSH BALL 2017』など多くの関西で開催されているロックフェスに参加しました。

オープンキャンパス・学園祭

体験入学では、「コンサートスタッフ体験」や「ライブ・コンサートをつくろう!」などがあります。その中で、実際に制作・音響・照明・カメラ・音声スタッフなどの体験をすることができます。
学園祭は6月に開催されます。お笑いタレントによるお笑いライブや声優イベントなどイベントも充実しています。また、AO入試説明会も開催されています。

設備

ドリームホール

椅子席では150名、スタンディングでは200名を収容するホールです。照明・音響の実習だけでなくプロを招いての公演や学生主催のイベントも行われています。
また、テレビスタジオや美術工作室なども充実しています。

くらげの目から見た印象

どちらかというと、映像やテレビ関係に強い学校です。舞台だけでなく映像や放送業界にも興味のある方にはおすすめです。くらげ自身も放送関係の専門学校出身ですが、映像照明を学べるということは他の専門学校や大学にはない強みです。
講師の方は大阪城ホールやなんばTECHなどの照明を経て会社を立ち上げた照明プランナーや、ダンス・音楽イベントに携わっているPAエンジニア、など現役のプロの方が揃っています。
ただ、産学連携プロジェクトの内容がちょっと物足りないかなと思いました。それと、ホール設備。写真で見たところあまり舞台の間口と奥行きがなく小ぶりなライブハウスといった感じです。

学校の詳細

住所 〒530-0042 大阪市北区天満橋1-5-9
電話番号 0120-230-830 / 06-6242-5050
サイト

学校サイト

ビジュアルアーツ専門学校

50年以上の歴史がある専門学校です。これまで輩出した卒業生は20,000人以上。業界中で多くの卒業生が活躍しています。大阪の他に東京・名古屋・九州の3箇所の姉妹校があるため、全国から囚人が集まるだけでなく大規模なイベント開催も行っています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース 音響芸術学科コンサートスタッフ専攻・ライティング
舞台音響を学べるコース 音響芸術学科コンサートスタッフ専攻・PA

産学協同授業

業界・企業の協力のもと、実際の音楽イベントやライブに産学協同のスタッフとして参加します。観客を招くリアルな現場をプロと作り上げる貴重な体験をすることができます。

参加実績
OTODAMA〜音楽魂〜
COMING KOBE
ポルノ超特急
RUSH BALL
RUSH BALL L
HAJIKETEMAZARE FESTIVAL
コネコレロック
太陽ROCK FEST
EAT THE ROCK
ユメハネフェス
ABETEN STREET BUTTERFLY
宇宙FES
PUNK THIS TOWN
神戸ストラッド
TAC FES
Smash Revolution

設備

SPACE ZERO

本物のライブハウスと同じ設備のライブハウスです。

アーツホール

ライブや舞台上演、映画上映、ゲスト講演会などさまざまなイベントで使用される、客席を備えたホールです。

オープンキャンパス・学園祭

全く舞台に関わったことのない方でも安心の、『【エンタメ業界まるっと体験!】ゼロからスタート!はじめてのステージ音響•照明!』という初心者向けから、『ゲストバンドと一緒にコンサートをまるごと体験』『ゲストバンドと一緒にライブ照明体験セミナー 』『2.5次元ステージ照明スタッフ体験』など充実した内容のオープンキャンパスです。
遠くても安心の無料送迎バスが運行しており、また同時に保護者説明会も開催されています。

くらげの目から見た印象

照明よりはコンサート音響に強い学校といった印象です。演劇について学べるのかは不明です。
産学協同の内容が充実しているのは、さすがビジュアルアーツです。
講師に関しての記載はいっさいありませんでしたが、おそらく現役の経験豊富なプロが携わっているのではないかと思います。

学校の詳細

住所 〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地2-5-23
電話番号 0120-69-2299
サイト

学校サイト

キャットミュージックカレッジ専門学校

CATは1979年に音楽教室として創立。1988年に西日本エリアでは初めてのエンターテイメントに特化した専修学校として大阪府の認可を受け開校しました。エンタテイメント業界をシミュレートした5学科14専攻を設置しています。関連施設として、大阪の心斎橋にあるライブハウスがあり、発表会、実習、研修の場として活用されています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース 総合学科・総合スタッフ専攻 音楽技術学科・照明スタッフ専攻
舞台音響を学べるコース 音響芸術学科コンサートスタッフ専攻・PA 音楽技術学科・音響エンジニア専攻
舞台監督を学べるコース 音楽技術学科・音楽ビジネス専攻

産学協同特別授業

「産学協同特別授業」は、音楽・エンターテイメント業界と連携し学生がプロの現場を体験することのできる授業です。

参加実績
SUMMER SONIC 2017
OTODAMA'17〜音楽魂〜
京都大作戦 2017〜心の10電!10執念!10横無尽にはしゃぎな祭!〜
LIVE SDD 2017
NEKOFES 2017
ヤングライオン祭り'17
高槻魂!!2017
SUMMERズボップくん 2017
JAPAN DANCE DELIGHT VOL.24 FINAL

設備

設備が充実しており、学校内にあるホールは全部で3つあります。

CAT HALL

公共ホールに匹敵する規模のホールで、舞台装置、照明、音響など、すべての設備がプロ仕様。プロのアーティストも使用する本格的なコンサートホールです。ミュージシャン学科やダンス学科のステージ実習をはじめ、音楽技術学科の授業、学園祭、卒業コンサートなどにも使用されます。
調光室や音響室もきちんと備わっています。

CAT第2ホール

ライブハウス仕様の多目的フリースペースです。昇降トラスの設置など現場と同じ仕組みを持つ機構を採用しており、CAT HALLと異なる機構にすることで、経験の幅が広がる実習環境を作っています。

LIVE SPACE CAT

観客との距離が近いライブハウスの感覚でパフォーマンスを披露できるホールです。

オープンキャンパス・学園祭

オープンキャンパスの体験内容は充実しています。一例を挙げると、音響エンジニア専攻では「実際に機材に触って、音響の魅力を感じてみよう!」「音響スタッフを感じてみよう!」など。照明スタッフ専攻は「ライブハウス照明体験!」「進路選びの参考になる!照明スタッフの仕事内容を体験!」「照明スタッフ初めの一歩 〜仕込みを体験〜」など。音楽ビジネス専攻では「アーティストマネージメント体験♪」「音楽業界の職種についてレクチャー!ライブフライヤー制作体験!」など。
オープンキャンパスに参加すると入学パスポートが支給され、出題選考時の面接が免除、CAT主催のイベントに優先ご招待などの特典が受けられます。
また、高校3年生限定でオープンキャンパス開催日と出願日には500円〜13,000円の交通費補助チケットが支給されます。
学園祭の開催については不明です。

くらげの目から見た印象

この学校も音楽系の音響と照明に強い学校です。ホール設備が充実しているのが非常に魅力的です。
それと、照明スタッフ専攻の授業では3Dマッピングやムービングプロジェクター、特効などの特殊専用機材を使った授業を受けられるという点はとても素晴らしいです。
今や照明でも映像を扱う時代のため学んでおけば現場で重宝されるはずです。また、メンテナンス実習もあり、延長ケーブルの製作や信号ケーブルの作成まで行います。
そして、舞台制作では箱馬やコンパネの制作を行い、照明の変化によって物体がどう見えるかなどを学びます。現場で必要とされる技術だけでなく幅広い分野を抑えていて、ここまで充実した内容はそうそうないでしょう。
音響エンジニア専攻でも、PA技術だけでなくケーブルや電子機器を製作して機器の構造やメンテナンスを学ぶ授業、楽器構造学ではさまざまな楽器の音の出る仕組みや音色など楽器の構造について学ぶ授業があり、幅広く活躍できる技術を学ぶことができます。
講師も数々の現場を経験したプロの方が講義をしているようです。

学校の詳細

住所 〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3-29-18
電話番号 0120-256-258/06-6369-1101(代表)
サイト

学校サイト

総合学園 ヒューマンアカデミー 大阪校

ヒューマンアカデミーは認可申請していない『カンパニースクール』、株式会社設立の教育機関です。社会・企業のニーズに素早く対応できる柔軟な教育システムの構築は、カンパニースクールであるヒューマンアカデミーだからこそできることです。結果的に多くの企業からも信頼され、様々な教育支援や正規社員採用に繋がっています。
現在、18校舎14カレッジあり、そのうちミュージックカレッジの音響エンジニア専攻があるのは大阪校、広島校のみ。設備が整っているのは大阪校です。

目指せる職種

舞台音響を学べるコース 音響エンジニア専攻 PAエンジニアコース 音響エンジニア専攻 アーティストエンジニアコース

カリキュラム

主なカリキュラムはREC、PA基礎、MIXなど。現役プロ講師が基礎をしっかりと教えてくれます。
またインターンシップが豊富にあり、長期にわたるインターンシップでライブハウスやブライダル会場、PA会社で実践を踏みながらプロを目指すことができます。

設備

地下一階に防音設備の整ったホールがあります。機材や設備については不明です。

オープンキャンパス・学園祭

高校3年生向けに、【2時間でわかる音楽業界→進路説明会】自分にぴったりの進路を見つけよう!という体験授業があります。
学園祭はありません。

くらげの目から見た印象

エンターテイメントに特化した学校と比べると、カリキュラムの範囲が狭いという印象を受けました。ただ、それだけ基礎をきっちりと学べること、学校法人の認可を受けている一般的な専門学校と比べると、認可校ではないヒューマンアカデミーでは学校法人にある制約がないため認可校とは違った教育が受けられるのがヒューマンアカデミーの特色です。
資料だけではなんとも言えない結果だったので、まずは学校見学なり体験授業で学校の雰囲気や内容を掴んでみてください。

学校の詳細

住所 大阪府大阪市中央区南船場4-3-2ヒューリック心斎橋ビル9F
電話番号 0120-06-8601
サイト

学校サイト

専門学校ESPエンタテインメント大阪

1975年2月、世界中のミュージシャンのために、本物の「音」にこだわったギターを作りたいという想いからESPが発足し、1983年にはギタークラフトマン、リペアマン養成を目的とする「日本ギター製作学院」(1年制)を設立。1987年にはピアノ調律技術者、管楽器リペア技術者の養成を目的とする「日本ピアノ調律師養成学院」(1年制)を設立。この2校を上記両校を合併して誕生したのが「専門学校ESPミュージカルアカデミー」です。
現在、東京・大阪・福岡の3箇所に校舎を構えています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース イベント・コンサートスタッフ 照明コース イベント・コンサートスタッフ 照明&PAコース
舞台音響を学べるコース イベント・コンサートスタッフ PAコース イベント・コンサートスタッフ 照明&PAコース
舞台監督を学べるコース イベント・コンサートスタッフ イベント制作コース
制作・運営を学べるコース イベント・コンサートスタッフ イベント制作コース

ライブ・イベント研修

参加実績
SUMMER SONIC 2017
Bands Shock REVOLUTION~びじゅある祭2017~
MONSTER baSH 2017
FUJI ROCK FESTIVAL 2017
COMIN’KOBE17
MASTER COLISEUM '17
KANSAI LOVERS 2017
SAKAI MEETING 2017
ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!- SPECIAL LIVE "HIGH! HIGH! HIGH!"
イナズマロックフェス2017
京都大作戦 2017〜心の10電!10執念!10横無尽にはしゃぎな祭!〜
ポルノ超特急
RUSH BALL 2017
LIVE SDD 2017

設備

Club Garden

350人を収容できるライブホールです。実習授業で使用する以外にも、来校アーティストのイベントや学内イベントが開催されています。

Club Free

在学中の2年間に数々のイベントが行われる学内ホールです。ステージに上がる人、ステージを支える人、それぞれの役割は違うけれど、両者が常にベストを尽くすことでイベントを成功に導きます。ファッションショーや演劇もできるような設計になっています。
ホール機材は、ムービングライトが『VARI-LITE(バリライト)VL3000 Spot』と『Martin MAC Aura』、調光卓は『grandMA full-size』、音響卓は『DiGiCo/SD7』、メインスピーカーは『EAW KF730&SB730 LOUDSPEAKER』が揃っています。どれもコンサートやライブなどで使われている機材ばかりです。

オープンキャンパス・学園祭

ESPではコース別に毎回違った内容で行われ、特別ゲストを招いてのセミナー参加や音響・照明の仕事体験ができます。また、実際のライブ会場でのバックステージツアーを体験することもできます。

くらげの目から見た印象

音楽関係に強く、ライブ・イベント研修の数は年間数百件にのぼります。また、形状の異なるホールが2つあって、機材も充実しています。フェスや大きなライブの仕事をしたいという方におすすめできる学校です。
講師に関する記述はありませんでした。

学校の詳細

住所 〒531-0072 大阪府大阪市北区豊崎3-21-7
電話番号 0120-37-8607
サイト

学校サイト

神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校

前身は神戸にて1980年の開校世界最高峰の音楽大学であるバークリー音楽大学との22年にわたる提携してきた甲陽音楽学院で、新たにダンス・エンターテイメント分野を加えた音楽・エンターテイメントの総合校、「神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校」として生まれ変わりました。校舎は2018年秋に完成予定で現在認可申請中です。
これまでの世界トップレベルの音楽教育メソッドを取り入れた授業に加え、いま音楽業界が求めている即戦力を身につけるためにプロの現場での経験そのものを、学校のカリキュラムに取り入れた新しい専門学校が神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校です。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース
商業音楽科 音楽スタッフワールド ライティング/照明デザイナーコース
ライブハウススタッフコース
音楽スタッフ&アーティストコース
舞台音響を学べるコース
商業音楽科 音楽スタッフワールド PA/音響デザイナーコース
ライブハウススタッフコース
商業音楽科 音楽スタッフワールド
ライブハウススタッフコース
音楽スタッフ&アーティストコース

カリキュラム

PAベーシック

少人数クラスで音響機器の使い方やオペレーションなど、PAエンジニアに必要な要素を学びます。またライブ形式でバンドの音作りなども実践を交えて身につけます。

照明ベーシック/アドバンス

少人数単位で照明機材の使い方から実際の色作りなどデザイン的な要素まで学びます。ライブの中で曲に合わせたオペレーション方法も実践の中で学びます。

マネジメントゼミ

アーティストやバンド、タレントをマネジメントする上で必要な音楽ビジネスの知識から売り出すためのマネジメント力、新しいアーティストを発掘する力などアーティストのマネジメントを行いながら学びます。

ライブ実習

ライブの企画、制作、運営や音響、照明など様々なセクションに分かれて、ライブを作りながら身につける授業です。自主企画ライブからゲストイベントまで様々なイベントを通して実践的に学びます。
講師に関しての記述はありませんでしたので不明です。

現場実習

コンサート・フェス現場実習
SUMMER SONIC制作プロジェクト
a-nation制作プロジェクト
夏フェスプロジェクト
コンサートツアープロジェクト
舞台・エンターテイメント現場実習
ミュージカル「明日への扉」制作プロジェクト
舞台制作プロジェクト
映画・ドラマプロジェクト

この他にも、ビックイベントや大物アーティストに関わる年間200以上の様々なプロジェクトがあります。

設備

ライブスタジオ

校舎の6階にある約300人を収容できるライブハウス型イベントホールです。フライングスピーカーやムービングライトど、プロ使用と同様の設備が整っています。コンサートスタッフを目指す学生の実習はもちろん、アーティストやダンサー、俳優を目指す学生もここで本格的な技術を磨くことができます。

オープンキャンパス・学園祭

オープンキャンパスは7月・8月に開催されます。
内容は、実際に機材を触ってPAの仕事ができる「ライブ音響制作体験」、業界経験豊富な先生が、業界の仕組みやお仕事をご紹介する「音楽スタッフのお仕事まるわかり相談会」、、武道館やアリーナツアーなどを担当する照明スタッフと、実際にステージ照明を体験できる「基礎からはじめる照明体験」、「コンサート・ライブ照明スタッフ体験」など、機材を触って体験できる内容が揃っています。
学園祭の開催については不明です。
なお、2018年開催のオープンキャンパスは校舎ではなく設立準備室及び音楽スタジオ等で行われます。

くらげの目から見た印象

ライブやコンサートの照明・音響スタッフを目指す人のための学校です。まだ校舎建築中の新しい学校なので、最新の機材や設備が配備されることは間違いありません。1期生として最新設備のきれいな学校で学んでいきたいという方にはおすすめです。

学校の詳細

住所 〒650-0032 兵庫県神戸市中央区伊藤町107-1 設立準備室:〒657-0051 兵庫県神戸市灘区八幡町4-9-22
電話番号 TEL:0120-117-540(設立準備室)
サイト

学校サイト

神戸電子専門学校

1958年に創立した学校で、毎年多くの卒業生が卒業し一線で活躍しています。現在15学科があり全学科が文部科学大臣から「職業実績専門課程」として認定されています。
専任教員が始業から放課後まで常駐しており、放課後の個別指導の体制も充実しています。学生自身で問題を解決できるようになるまで共に指導しています。また、各クラスに担当教員を用意しており、学習面からメンタルケアまで手厚いサポートを行っています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース PA・照明・放送・レコーディング サウンドテクニック学科
舞台音響を学べるコース PA・照明・放送・レコーディング サウンドテクニック学科

カリキュラム

1年次

PA実習Ⅰ / ステージワークⅠ / レコーディング実習Ⅰ / Pro Tools演習 / ミックスダウン実習 / MA実習 / 電気工学 / 音響概論 / キャリアデザイン

2年次

PA実習Ⅱ / ステージワークⅡ / MA実習Ⅱ / サラウンド演習 / 企画演習 / レコーディング実習Ⅱ / Web放送 / イベント実習 / 放送実習 / PC演習
授業では各学科の課題にはグループでの制作の機会が多く設けられています。企画・コンセプトの立案から各役割分担やその責任範囲の決定、課題進行に関わるスケジュール管理に至るまでをグループで行います。また、習熟度別にクラスを編成し、教育のプロである各教員が学生たち個々の理解度や個性に合わせた指導を個別で行います。

設備

ソニックホール

ライブ、コンサート、演劇公演など学内外の各種イベントに使われている約300名収容のホールです。最新の設備を備えており、インターネット放送にも対応しています。

北野坂スタジオ

ポップスやクラシックまでさまざまな音源の収録に対応できるレコーディングスタジオです。併設のコントロールルームにはプロも使用している機材を完備し、最新のレコーディングシステムも搭載。ソニックホールで開催されるライブのリアルタイム録音も可能です。

不動坂スタジオ

スタジオライブや小規模演劇、映像撮影もできる音響・照明機材を完備したスタジオです。

オープンキャンパス・学園祭

神戸電子専門学校のオープンキャンパスは、入学したい学科が決まっておらず1日最大3つまで複数の学科を見学・体験できます。サウンドテクニック学科という場合は体験入学を選びます。体験入学は7月・8月・9月に開催されます。サウンドテクニック学科では、レコーディングスタジオでミキシング体験、映像スタジオでスタジオライブ番組制作体験、ソニックホールでバンドを招いてのライブPA・照明体験です。
イベント参加の高校生には交通費が支給されます。また、予約すれば1泊食事付きの体験入寮も可能です。

くらげの目から見た印象

エンターテイメントに特化した学校ではありませんが、授業内容は充実しています。舞台音響・照明だけに絞らず、撮影、放送、レコーディング、MAに至るまで幅広い分野を学ぶことができるのがこの学校の特色です。
また、実習ではコンサートに限らず演劇やイベント、収録などの現場経験もできるのは、コンサートに特化した専門学校にはない魅力です。
具体的に決まっていないけど、舞台、放送業界で仕事をしたいという方におすすめの学校です。

学校の詳細

住所 〒650-0002 兵庫県神戸市中央区北野町1-1-8
電話番号 078-242-0014
サイト

学校サイト

大阪芸術大学

広大なキャンパスに多彩な15学科が集結している総合芸術大学です。舞台公演など日々の成果を発表する場を多く設けており、その数は年間約200本に登ります。また、学科合同イベントなどのコラボレーションも実施しています。
教員を務めるのは現役で活躍している一流のクリエイターばかりです。キャンパス内には芸術劇場、映画館、撮影所、TVスタジオ、レコーディングスタジオなど創作できる施設・設備が充実しています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース 舞台芸術学科・舞台照明コース
舞台音響を学べるコース 舞台芸術学科・舞台音響効果コース
舞台美術を学べるコース 舞台芸術学科・舞台美術コース

産学連携プロジェクト

放送・メディア産業、新商品開発、地域活性化事業など、社会、産業との共同開発研や開発に積極的に取り組み学生の創造力やアイディアの可能性を追求しています。総合芸術大学だからできる広い分野と多彩性を最大限に活かす活動を行っています。
なお、舞台芸術学科の産学連携は事例に掲載されていなかったので、あまり数多くはないようです。
舞台照明コースの客員教授にはライティングカンパニーあかり組の顧問として演劇・オペラ・ミュージカルで活躍している照明デザイナー服部基氏、音響効果コースの准教授にはオペラを中心に数多くの舞台を手がけている音響デザイナー・小野隆浩氏、非常勤講師には舞台だけでなくテレビ番組制作にも関わっている音響デザイナー青地瑛久氏、舞台美術コース
教授にはテアトル・エコーを経て演劇やオペラ、イベントなど1000点を超える舞台セットデザインを手がけている舞台美術家大田創氏と、そうそうたる顔ぶれが揃っています。

設備

芸術劇場

舞台芸術を学ぶ全国の大学の中でも屈指の舞台実習施設で、舞台、客席、照明、音響設備、楽屋などの本格的な劇場施設を完備している劇場です。さらに、研究室、舞台表現演習室など授業施設も充実しています。
舞台は、主舞台とそれに続く奥舞台兼組立場の大きなスペースを設け、1階席の床を上下に可動させてオーケストラピットや、舞台にすることもできます。
客席も1階席、2階席、3階席、バルコニー席の約600席を設置。

20号館ホール

各コースの発表の場として機能する平土間の多目的小劇場です。観客との距離が近く、芸術劇場とは違った雰囲気のなかで、公演が行えます。

舞台美術制作室

可動式の主舞台から続く奥舞台には組立場が備わっています。

オープンキャンパス・学園祭

オープンキャンパスは5月、7月、9月に開催されています。舞台照明コースでは照明体験、舞台音響効果コースでは音の創造、舞台美術コースでは美術デッサンの体験をそれぞれ受けることができます。
キャンパスまでは近畿地方各地から無料送迎バスが出ているので、遠いところからも気軽に参加できます。
体験授業・キャンパスツアー・個別相談・無料学食試食などイベントが目白押しです。
学園祭は11月に開催されます。毎年約2万人が訪れる一大イベントです。

くらげの目から見た印象

芸術大学というだけあって、授業だけでなく設備も充実していて4年間じっくり舞台について学ぶことができます
それに何といっても、舞台業界の第一線で活躍している諸氏が講師として名を連ねているのが非常に魅力的です。
あと、学食も第一食堂、第二食堂、中華食堂、喫茶と充実していて、なかなか美味しそうなメニューが揃っています。
演劇・ミュージカル・オペラなどに関わりたい方はじっくり4年間、芸大で学ぶことをおすすめします。

学校の詳細

住所 〒585-8555 大阪府南河内郡河南町東山469
電話番号 0721-93-3781(代表)
サイト

学校サイト

京都造形芸術大学

京都造形芸術大学は1977年に発足した、学生数が日本最大の芸術大学です。就職率は美大・芸大の中でトップクラスを誇っています。
「アートで食べていけるのはひと握りの人」という常識を打ち破るためにアートと経済をつなぐ新しい取り組みをおこない、明確な作家育成のモデルを構築しています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース 舞台芸術学科・舞台デザインコース
舞台音響を学べるコース 舞台芸術学科・舞台デザインコース
舞台監督を学べるコース 舞台芸術学科・舞台デザインコース
舞台美術を学べるコース 舞台芸術学科・舞台デザインコース
舞台衣装を学べるコース 舞台芸術学科・舞台デザインコース
舞台演技・演出を学べるコース 舞台芸術学科・演技・演出コース

カリキュラム

1年生:舞台をトータルに学びながら舞台デザインの基礎力を身につける。

舞台がどのような要素によって成立しているのか、演技・演出コースとの合同授業で学びます。舞台デザインの専門授業では、舞台美術、音響、照明など舞台デザインを構成する領域すべての基礎を体験します。

2年生:小劇場での公演を目標にスタッフワークの基本を身につける。

演劇公演の実施に向けて、各分野のスタッフワークのプロセスを体験します。また、ダンスやコンサートなど多様なジャンルに触れることでデザイナーとしての構想力、技術力の幅を広げます。

3年生:大劇場で公演。自分なりの価値観を見出す。

大劇場での演劇公演、また実験的なダンス公演などのスタッフワークを体験します。さらには、学外の劇団や劇場などでのインターンを体験することで、自分の志望する分野やジャンルを定めます。

4年生:4年間の集大成、そして社会への第一歩。

4年間の総まとめとして、卒業制作公演にデザイナーやスタッフとして参加、または舞台芸術に関連する論文を執筆します。これらは、広く社会へ発信することを目標にしています。

設備

京都芸術劇場(春秋座)

2001年に京都造形芸術大学内に開設された、大学運営による本格的な劇場です。春秋座は主に歌舞伎の上演を想定してつくられた大劇場で、観客席・舞台ともに本格的な歌舞伎スタイルを基本としながら、現代劇などの上演にも対応できる設計になっています。歌舞伎のための花道、セリ、スッポン、廻り舞台、鳥屋、宙乗り機構などを設置する一方で、オペラなどのためのオーケストラピットを設けています。

京都芸術劇場(studio21)

studio21は、現代演劇やダンス、パフォーマンスなど、さまざまな舞台芸術の実験を行うための小劇場です。移動可能な舞台調光設備や音響装置を備え、天井のグリッドには機材や美術装置が自由に吊れるようになっているほか、客席も移動式でスペースの縦使いや横使いも可能です。

楽心荘(能楽堂)

日本でも数少ない常設の野外能舞台です。山の斜面に位置する大学の地形を活かして設置されており、年に1度開催される薪能では舞台背景として赤松、西側に広がる眺望に夕暮れに赤く染まる景色を眺めながら鑑賞することができます。

オープンキャンパス・学園祭

1日体験入学オープンキャンパスは6月・7月に開催されています。その他にも、4月には春のオープンキャンパス、9月には秋のオープンキャンパス、2月には卒業展オープンキャンパスがそれぞれ開催されています。
大瓜生山祭(学園祭)は9月に開催です。
体験入学では、実際に舞台照明や音響効果の機材を操作したり、ミニチュア舞台空間の作成や舞台デザインをトータル体験するなど内容盛りだくさんとなっています。また、高校3年生や受験生は『体験授業型AO入試』の体験授業を受けることもできます。
JR京都駅、近畿・四国・北陸・東海の主要都市から無料シャトルバスが出ています。

くらげの目から見た印象

舞台照明や舞台音響だけでなく舞台美術や衣装、映像も含めたトータル的なスタッフワークの基本が身に付けられるというのは非常に魅力的です。実際に現場に出たときでも、他セクションの仕事内容を知っているのと知らないのでは全く変わってきます。
何といっても、春秋座や能舞台といった伝統芸能もできる劇場設備は他の大学と比べ物にもなりません。伝統芸能に対しても理解を深められるというのは舞台の仕事をする上では大切なことです。そういうところからも、歴史や文化を含めたトータル的な舞台について学べる貴重な場と言えるでしょう。

学校の詳細

京都・瓜生山キャンパス

住所 〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
電話番号 075-791-9122(代表)
サイト

学校サイト

近畿大学

1925年創立の大阪専門学校と、1943年創立の大阪理工科大学を母体として、1949年に設立された大学です。2017年4月にオープンした「ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)」では、マンガ約2万2千冊を含む約7万冊の書籍を配架するビブリオシアターや、女性専用室を完備した24時間利用可能な自習室を設置するなど、今までにない新しい施設を整備しています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース 文芸学部 芸術学科・舞台芸術専攻 演劇劇作系 文芸学部 芸術学科・舞台芸術専攻 舞踊創作系
舞台音響を学べるコース 文芸学部 芸術学科・舞台芸術専攻 演劇劇作系 文芸学部 芸術学科・舞台芸術専攻 舞踊創作系
舞台美術を学べるコース 文芸学部 芸術学科・舞台芸術専攻 演劇劇作系 文芸学部 芸術学科・舞台芸術専攻 舞踊創作系
戯曲を学べるコース 文芸学部 芸術学科・舞台芸術専攻 戯曲創作系
プロデュースを学べるコース 文芸学部 芸術学科・舞台芸術専攻 TOP系 (Thearter Organization Planning)系

カリキュラム

1年次は専攻共通科目として演劇概論/舞台表現基礎実習/舞踊表現基礎実習/戯曲創作研究1/舞台技術基礎実習Ⅰ・Ⅱ/日本作家作品論などを学びます。2年次からは希望する進路や就職先を見据えて進みたい「系」を決めて実習や演習などで実践的な技術を学んでいきます。また、国語科の教員免許が取得できます。

設備

D館(アート館) (近畿大学・東大阪キャンパス内)

2014年秋に竣工した芸術学科専用の施設です。3Fが舞台芸術専攻のためのフロアで、鏡とバーが設置された演劇・舞踊の実習室と本格的な照明・音響・舞台機器を備えたホールがあります。

オープンキャンパス・学園祭

オープンキャンパスは3月、7月、8月、9月に開催されます。なぜか近大マグロ&カンパチ試食会なんていうものが開かれます。また、超人気ランチの近のオムライス、近の炙りブリ丼をワンコインでいただくこともできます。他にも色々なイベントが開催されるので一日楽しめる充実した内容になっています。
また、6月7月には芸学部芸術学科の教員が講師となり、舞台芸術の特別講座が開催されます。ダンス体験や演技体験戯曲入門などの体験をすることができます。
東大阪キャンパスの学園祭は「生駒祭」と称して11月に開催されます。

くらげの目から見た印象

舞台技術と一口に言っても様々なジャンルがありますが、この近畿大学では演劇・舞踊・戯曲・プロデュースという4つの種目を選び集中して学ぶことができるのが魅力的です。高校で演劇もしくはダンスにはまり、このままこの道に進みたいという方におすすめです。
また、国語科の教員免許を取得できるというところは他の学校にはない最大のポイントだと思います。プロとして舞台技術の仕事に就職するのではなく、教員として中学や高校で演劇やダンスを教えるという選択をすることもできます。
芸術大学とは違った楽しさがありそうな学校です。

学校の詳細

近畿大学文芸学部(東大阪キャンパス)

住所 〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1
電話番号 06-4307-3061
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学校サイト

関西舞台テレビ&アート協同組合 「匠塾」

大学や専門学校とは一線を引きますが、バックステージの専門技術者になりたい人たちのために設立された関西唯一のプロフェッショナル養成塾です。高等学校および高等学校に準ずる学校を卒業、もしくは同等の以上の学力があれば入塾することが可能です。ただし、在学中でも最終学年で就職を希望している場合は入塾できます。
定員は10名と少ないのですが、一線で活躍している講師陣による最大限のバックアップ、サポートを受けることができます。

基礎講習カリキュラム

音響映像、舞台、照明、特殊効果などさまざまな分野を基礎から学ぶことができます。全講習は9ヶ月間で、基礎講習を週4回×月4回×3ヶ月間、現場講習を週3回×月4回×6ヶ月間で学びます。
講師陣は関西舞台テレビ&アート協同組合会員企業に所属している、舞台・音響映像・照明・特殊効果などの分野で活躍するプロフェッショナルが一同に揃っています。

設備

基礎講習で使用する教室や設備については記載がないため不明です。

くらげの目から見た印象

関西舞台テレビ&アート協同組合には多くの舞台技術関連企業が所属しており、その中から一線で活躍している方々が講師として名を連ねているため生きた技術を学ぶことができます。
授業はすべて夜間の開講で、期間は9ヶ月と短いのですが、その分濃密な内容になっています。舞台とは関係のない大学や専門学校に通っている方でも最終学年で就職を希望する方でも入塾できるため、普通の舞台とは関係のない学校に入学したけれど舞台関係の就職がしたいという方にもおすすめできます。

学校の詳細

住所 〒531-0072 大阪市北区豊崎3丁目4番14号 ショーレイビル406
電話番号 06-6292-8867
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ピッコロ舞台技術学校

1978年8月開館した兵庫県立尼崎青少年創造劇場(愛称・ピッコロシアター)が運営している、舞台を支える技術者を育成するために開設された技術学校です。実際の劇場を教室に、充実の設備を活かしてスタッフワークの基礎を1年間で習得します。
プロの技術者として活躍する卒業生も多く生み出す、充実のカリキュラムが好評を得ています。

授業内容

劇場の機構と歴史、舞台技術概論、舞台美術、舞台照明、舞台音響、優れた作品の鑑賞、コンサート実習、卒業製作などを学んでいきます。ピッコロ演劇学校の授業の受講も可能です。
1学期は講義中心の授業で舞台の基礎議論を学びます。2学期からは舞台美術・音響・照明の各コースを選択し、それぞれ実習を行います。また2学期半ばにはピッコロ演劇学校との合同発表会を行います。
3学期に入ると、1年の集大成として演劇学校生とともに卒業公演を作り上げていきます。
通常授業は毎週水曜・金曜日の18:40〜20:40に開講。
年に数回、土曜・日曜日に特別授業が開講します。
講師陣は、舞台美術、音響、照明ともに大手舞台音響・照明会社だけでなく会社代表の方やフリーで活躍しているデザイナーや舞台技術者、メーカーの方からテレビ関係の方まで多方面から一流の方々が顔を揃えています。

設備

ピッコロシアターを使用しての授業です。ホールは大ホール、中ホール、小ホールの3つがあり他に練習室や演劇に関する資料室も完備されています。

オープンキャンパス・学園祭

随時の見学はできませんが、劇場の空き時間等を考慮のうえ、教室(劇場)の案内、担当者による学校概要説明を受けることが可能ですので、お問い合わせしてみてください。
また、年に数回、実際の授業に体験参加できる「オープンキャンパス」を開催しており、授業前後の時間に学校概要、年間カリキュラムなどの説明、質疑コーナーを設けています。開催時期については詳細が記載されていないため学校にお問い合わせください。

くらげの目から見た印象

専門学校や大学と違って授業時間は夜間もしくは週末のみですが、社会人や舞台と関係のない専門学校や大学に通っているけど舞台について学びたい方におすすめできる学校です。劇場が学校であること、一流の講師が揃っているというところは他の学校にはない魅力です。
また、上記の匠塾とは違ってプロとして就職するつもりはないけど、趣味で演劇を続けていきたいという方にもおすすめできます。

学校の詳細

住所 〒661-0012 兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8
電話番号 06-6426-1940
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学校サイト

締めくくり

東京に負けず劣らず、近畿地方でも舞台スタッフ向けの学校は充実しています。専門学校に関しては音楽系の学校ばかりですが、各校それぞれ特色あって舞台を学ぶには十分なところばかりです。大学に関しては、授業内容が充実していて幅広く学ぶにはあまりある内容です。
まずは気になった学校のオープンキャンパスに参加してみて学校の雰囲気を感じてみてください。

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