映像や舞台美術の裏を知る展示会【JVA Festa2016】

東京の調布市にある調布市文化会館たづくりでは、11月23日~11月27日までJVA Festaという展示会が開催されています。
このJVA Festaは、日本映像美術協議会が主催している、映像や舞台美術の仕事や技術を体験できる展示会です。

今回は第5回になるのですが、今回始めてTwitterで流れてきた情報で知り、行ってみることにしました。

展示は、たづくり内にある3つの場所で開催されています。
では、それぞれの展示箇所での展示を紹介します。

1階ロビー

1階エントランスには、真田丸で使用された昌幸の居室が展示されており、ソースフォーや1kwのスポットライトで煌々と照らされています。
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むらさきホール

こちらは、会場内に日本庭園が再現されています。

とともに、映画などで使われる人工雪についての説明がパネル展示されていました。
歴代の美術家が苦労して作り上げてきた人工雪は、肌や髪に付いても安全で、なおかつ溶けなければならないということで膨大な試作を重ねて作られました。肌や髪にも優しく、自然の中でも害がないとのことで、今では界面活性剤でが使用されています。

そして、こちらが日本庭園。パッと見、すべて本物のように思えますが、この中で本物そっくりの造形物がいくつかあります。
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紅葉が美しいモミジの木。
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足元には何枚か散っています。
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運んでくるのが重そうな石。
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こちらも、運んでくるのに苦労したであろう石畳。
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この中で、美術さんが作成した造形物は、モミジとその葉っぱ、飾り石、そして石畳です。
触ってみるまで、本物だと思っていました。

こちらは、日本家屋。
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に差し込む一筋のスポットライト。
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南ギャラリー

続いて、2階南ギャラリーでは、映像美術商店街と称してちょっとレトロな商店街が再現されています。

こちらの年季が入った立派な門。実はすべてニセモノです。
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各パーツはこんな感じで作られています。写真にはなかったけど、丸い棒の部分は塩ビパイプです。
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近づいてよーく見ないとわかりません。
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続いて、映画などで使われるスタジオの図面が展示されていました。
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こちらは東映。
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寸法は尺貫法で記載されています。
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こちらは東宝。ごちゃっとしていて見にくいです。
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音響の会社として知られているサンフォニックスが、こんなものを作っていました。
それぞれ金・赤漆・黒漆・プラチナの塗装がされたヴァイオリンです。
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通路には、昭和レトロな美術がところどころに展示されています。
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北ギャラリー

いろんなテレビ番組のセット模型が展示されています。
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こちらは、美術制作会社の作成した、仕掛け刀。刺さっているようで刺さっていません。
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仕込み尺八。その名の通り、刀の仕込んである尺八です。
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続いて、舞台美術。
こちらは、野田版鼠小僧。
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裏も見れます。
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こちらは、劇団新感線の五右衛門ロック。新宿コマ劇場で上演されたときのセット模型です。
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世田谷パブリックシアターで上演された、現代能楽集の奇ッ怪Ⅱ。ピント合わせるの難しい。
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映画真田十勇士で使用された猿飛佐助の衣裳。
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締めくくり

普段、あまり注目されない映像や舞台美術を展示することで、日の目を見た感じがします。照明をやっている人間にとっても、見ていて参考になります。

なんていう真面目なことは考えずに、ミーハーな感じで鑑賞していたんですけどね。

こういう展示会がもっと増えたら、おもしろいのになと思いました。次回も是非見に行こうと思います。

JVA Festa2016概要

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